杏(アン)リウマチクリニックの佐々木明子です。平成7年に山形大学医学部を卒業の後、同大学整形外科学講座に在籍し、約20年に渡り山形県村山地域でリウマチ性疾患の診断と治療を行ってきました。山形県にはリウマチ専門医がまだ少なく、複数の医療施設でリウマチ専門外来を担当し、地域のリウマチ診療に従事してきました。そのような中で、通院される患者さんに「痛みが強くなったら、どこに行けばいいですか?」と聞かれることが多くあり、リウマチ診療には細やかな対応が大切であることを実感するようになりました。これが「かかりつけ医」としてのクリニック開院に至った経緯です。クリニックの名前、杏(アン)は小学生の時に読んだ「赤毛のアン」に由来します。赤毛の少女アンは、自分の置かれた境遇に時に悲観しながらも、明るく前を向いて生きていきます。でも、いつもどこかに痛みがある状況では、どのような人にとっても明るく前を向くことは難しいことでしょう。クリニックに来院される全ての患者さん方が、笑顔で明るく前を向いていけるよう「明るく優しいリウマチ診療」を提供いたします。リウマチ診療を支えてくださっている多くの方々への感謝を心に留め、患者さんに寄り添った診療を続けてまいりたいと思っています。
令和4年6月
佐々木明子